12月の満月をコールドムーンと呼ぶそうです。今年は寒波到来でその名に相応しく、凛として輝いていました。空気も乾燥しているため、一層輝いて見えます。
目を凝らして星を探したのですが、1つも見つけることが出来ません。田舎育ちの身には不思議な現象です。
中学生、高校生の頃は部活のため、日が暮れて帰宅することになるのですが、特に冬は真っ暗な中を帰っていました。夜空には満天の星で、流れ星を見つけることもよくありました。
「見えないモノを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ・・・」は、Bump of Chickenの『天体観測』の歌詞ですが、大都会には見えないモノが多すぎるのかもしれませんね。
ここ数年「見える化」や「可視化」ということばをよく聞くようになりました。
「見える化」には数値化された分かりやすさがある反面、編集者の隠された意図やバイアスが潜んでいることもあります。新たに見えないモノを創り出してしまう虞があります。
本質を見失わない覚悟をもって、人が元々持っている五感をフルに使って本質や真実を感じる力を磨き続けたいものです。もっとも真実を知らない方が幸せな場合もあるかもしれませんね。
大都会に住んでいると五感を使って自然を感じる機会が減ってしまっているようです。使わないとすぐに衰えてしまいますので、大自然の中で使う機会を増やしたいものです。