「御上先生」はTBSの日曜劇場で今年1月から3月まで放送されました。連続ドラマは、NHKの連続テレビ小説及び大河ドラマ以外はあまり観ないのですが、久しぶりに1回も欠かさず観ました。
毎週ドラマの放映を楽しみに待つのは、何年振りだろうと思いました。観るきっかけは朝の情報番組での主演の二人(松坂桃李さん、吉岡里帆さん)による番宣でした。私にとって好感度の高い二人ですので、観てみようと思いました。
番宣で受けた印象とはドラマの内容は違っていましたが、観て良かったと思いました。番組終了後は、少し番組ロスに陥っていたかもしれません。
エリート官僚の能力の凄さと超進学校の生徒のレベルの高さを垣間見ました。
先日、出張で乗った飛行機のオンデマンドで観られるドラマの中に、御上先生の初回の放映がありました。「やった」との思いですぐに観ました。最終回の結末まで知った上で冷静に観ると、また違った印象や発見がありました。
あらためて生徒役の二人のキャスティングが素晴らしいと思いました。次元くん(窪塚愛流さん)と富永さん(蒔田彩珠さん)です。とてもナチュラルに個性的な役を演じていると思いました。
富永さんはクラスに居そうなEQも高い優等生的な感じがリアルです。次元君の笑顔で飄々と事も無げにこなす姿がいい。
また、若くてやり手の古代理事長(北村一輝さん)も圧巻の存在感だったと思います。
数年後の生徒たちの成長と挫折も観てみたいし、その後の麟徳学園、御上先生、是枝先生、文科省も気になります。
続編やスピンオフ作品を期待したいと思います。次も新たな問題提起で視聴者を喚起させて欲しいと思います。
御上先生が投げ掛ける「考えて」に応えて、直ぐには答えの出ない問題を「深く考える習慣」がこの国に根付いて行くことを願っています。