よく利用するターミナル駅の地下鉄に向かう長いエスカレーターの壁や天井のホコリが、漸く除去されていました。昨年辺りから、ずっと気になっていました。
コロナ禍で収入減の中コスト見直しにより、清掃のタイミングが先送りされて来たのではないかと推測します。
先日、ある鉄道の駅の改札で待ち合わせをしました。早めに着いたので、20分近く改札付近を観察しました。改札の脇にあるコインロッカーの屋根が緩やかな傾斜になっていて、少し離れた場所からは屋根全体が見渡せます。
その屋根には、厚さ1センチ近くはありそうなホコリが、雪のように積もっています。インバウンドの旅行者は、何も知らずにコインロッカーに荷物を入れています。ホコリの存在を知ったら、何を感じるでしょうか?
一昨年まで私の自宅の裏にあった会社は、始業前に毎日全員で清掃をやっていました。営業車も毎日きれいに手入れがされていました。(会社のあった場所がマンション開発されたため、その会社は移転しました。)
昭和以前の時代には、清掃業務は当たり前のように自分たちで実施していたように思います。自律神経のためにもいい習慣だったかもしれません。
もし清掃業務が外部委託されていなかったら、コロナ禍でも大量のホコリが溜まることはなかったのではないかと思いました。
いつの間にか清掃業務は外部委託のコストになり、委託者の都合でその頻度も決められるのでしょう。利用者の目線や心地よさとは無関係に。
公共交通機関の主要株主には、日々利用する個人や法人がなるのがいいように思いました。