先日、日帰り出張で自宅への戻りが深夜近くになりました。最寄り駅から自宅までの帰り道に、3~5人の外国人のグループ及び日本人の若者のグループが何組もたむろしていました。30年前の夜のニューヨークの緊張感を思い出しました。

久しぶりに怖さを感じました。自宅の側で過去にこんな怖さや気持ち悪さを感じた記憶はありません。最近の「闇バイト」による住宅等への襲撃事件の報道が影響しているのかもしれません。

1990年代の後半に「おやじ狩り」がテレビ報道で話題になったことがありました。報道を観た故郷の母より、「あなたも十分におやじだから、気を付けるように」と電話があったのを覚えています。

当時は深夜に帰ることも多かったのですが、怖さを感じることはありませんでした。今と比べると格段に治安が良かったように思います。経済格差の拡大や倫理観の低下が治安悪化の一因でしょうか?

自宅周辺もここ25年くらいの開発で街並みが一変しました。古い戸建て住宅が解体され、マンションが次々に建ちました。顔見知りの人が減り、見知らぬ人が大幅に増えました。ここ数年でホテルや民泊施設も増えてインバウンドも大勢います。

犯罪の抑止力としての地域コミュニティが脆弱になり、窃盗等の犯罪も増えているようです。

都市開発や都市計画は、その地域や住民の住環境が向上するものであって欲しいと願うばかりです。いつの間にか開発業者等の刹那的な金儲けが主目的になってはいないでしょうか?